工場閉鎖となる前に必要な危機管理を

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、在宅勤務・テレワークを導入する会社が増えています。

経団連の調査によると、大企業の多くでは既に在宅勤務・テレワークを導入しているようです。

主にパソコンを使用して業務を進めるオフィスワーカーの方であれば、きちんとセキュリティ面での手当ができるのであれば、在宅勤務が可能となるのでしょうが、そうではない方、例えば、工場における製造工程に携わっている方などは、在宅勤務とすることは不可能です。

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私たちが普段口にしている、食品などの生活必需品や、医薬品などの生命関連商品は、輸入しているものでなければ、日本国内での工場で生産されています。

工場で生産するには、そこに携わる方がおられることが必要です。

新型コロナウィルスの感染拡大がとまらず、今後も長期にわたり外出が制限される可能性があるとの指摘もあります。

在宅勤務が導入可能な部署であればいいですが、
製造工程に携わる方が新型コロナウィルスに感染したとなれば、
在宅勤務は無理ですから、工場を全部閉鎖するとの事態となる恐れがあります。

もし、このような事態が、日本各地の工場で発生してしまうと、生活必需品や、生命関連商品が必要な人の手に渡らないとの緊急事態を招いてしまう恐れがあります。

既に中国に頼っていた物資は、輸入ができず、不足しているものもあるようです。
全世界的なパンデミックが続くとなると、輸入が途絶えることもありえます。

そうなった際には、国内での生産に頼って、必要な物資を供給してもらうことになります。

国内で、生活必需品や、生命関連商品を製造している会社は、
工場で製造に携わっている方に対する感染予防対策は十分でしょうか?

家族の方から感染するリスクまで考えると、
相当綿密かつ、漏れがないよう対策を立てないと、あっという間に工場閉鎖との事態に追い込まれる可能性があります。

どの会社でもある程度、在庫は確保しており、すぐに供給不足にはならないかもしれませんが、今後、このような状況がどれだけ長引くか先行きが不明です。

私たち消費者は、工場で生活必需品を生産してもらわなければ、すぐに生活が困窮してしまいます。

パンデミック時の危機管理として、工場で生産に携わっている方には申し訳ありませんが、
ホテル貸し切り、、家族も含めてなるべく人と接しないようにしてもらうなどの対策を検討していただくことが必要となるかもしれません。


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